演者×〇〇 シリーズ 第1回 SM58について語る!

このブログでは、音楽家(作曲家・エレクトーン奏者)として活動する大町導火(オオマチドウヒ)が、演者としての視点と、それを支える様々な技術者をゲストを迎えてお送りしていきます。それでは、よろしくお願い致します!

はじめに

今回は定番マイク、SM58について語っていきます。
今回の記事には、PAオペレーター(音響)のSPAさんに参加してもらいました!

今回のブログでは様々なマイクと比較しながら、その魅力について語っていきます。

大町 今回は定番マイクのSM58の魅力について語るわけだけど、そもそもSPA君がゴッパーを使い始めたのはいつ頃だった?

SPA  本格的にPAのお仕事をもらえるようになったのは2022年の春頃ですが、ゴッパーを使い始めたのは、その年の夏頃からです。

大町 ゴッパーを使い始めたきっかけは何だったの?

SPA 高校の文化祭をきっかけに購入しました。

大町 なるほどね。(ゴッパーにした)決定的な理由とかってあったの?

SPA まずは業界標準と呼ばれている点からですね。あとはやはり、耐久性・ハンドリングノイズの少なさでしょうか。ハウリングの少なさもあります。
言い方を変えれば、ハンドリングノイズが少ないから、ハウリングを起こしにくいとも言えますね。

音質に関して

大町 SPA君はSM58の音質についてどう思ってる?

SPA 幅広い層に好まれる音ではないでしょうか。音の好き嫌いは分かれますが、多くの人には良いと思ってもらえる音質だと思います。音がいい、というのはあくまで個人の意見だと思うので。

大町 たしかに。聴き慣れているせいか、会場に行くとゴッパーの音を求めてしまうんですよね。一発でゴッパーだとわかるキャラクター。逆に違うのを使ってると、気になって調べ始めますね。

大町 もう少し掘り下げていこうか。

SPA 音質に関しては、全体的に丸みを帯びた角のない音。例えるなら、子音が耳に刺さらない音、という感じです。

スピーカーは高音が刺さりやすい音をしていても、SM58を使うと、高音が刺さりにくいと感じます。

例えばゼンハイザーE945は、スピーカーによっては高音が刺さる印象がありますね。それ(子音)が原因で刺さることもあります。

E945は、コンデンサーマイク寄りの音質をしたダイナミックマイク、という感じ。よく言えば抜けが良いのですが、それが刺さることもあり、良いところでも、悪いところでもあります。

ゴッパーはその人の声がそのまま拡散されている感じで、ナチュラルですよね。

大町 ダイナミックだからレコーディングではプリアンプを繋ぐけれど、会場ではプリアンプと組み合わせようとは思わない?

SPA 現場ではプリアンプを組み合わせても繊細な音は拾えないので、卓に直接繋ぐことがほとんどです。

メリット

SPA ハウリングを起こしにくい、というのが一番ですね。どの現場でも安心して使える。音質の良し悪しよりも、ハウリングを起こさないというのが大前提だと思うので。

デメリット

SPA ダイナミックマイクなので、コンデンサーほどの繊細な音は拾えない。あとは……値上がりし続けている、というところですかね (笑)

SPA そしてニセモノが多い。

大町 わかる。中華製のよく見るよね。

SPA 見た目が一緒だけど分解したら違った、なんてこともありました(笑)

質問コーナー

Q. SM58に近くてもう少し高音の抜けがいいマイクはありますか?

A. SM58系で高音の抜けがいいマイク、は同メーカーのBATA58Aがおすすめです。女性ボーカルに持たせたら、高音の抜けがめちゃくちゃ良かったです。綺麗にスパーン!と抜けてましたね!ちなみにE945よりもハウりにくくささらない。

Q. 某楽器通販サイトで、SM58とよく似た1700円ぐらいのマイクを見かけました。ゴッパーと比較してどうですか?

A. 使いました(笑) ハンドリングノイズを拾いやすいですね。
低音も拾いやすいです。SM58より低音がでます。

まあでも1700円にしたら安いんじゃないでしょうか。司会だけとか、友人とのゲームのボイスチャット等、動かさない・触らない用途にはいいと思います。自宅で楽しむ分には良いでしょう。

ライブハウス等への持ち込みはおすすめしません(笑)

さいごに

大町 それでは最後にSPA君から一言お願いします。

SPA 先ほども述べましたが、ニセモノも多くあるので、信頼できるお店で購入することをおすすめします。

本日はありがとうございました!
皆さんもぜひ色々なマイクを試してみてくださいね!


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